数刻後、黒船の前には禁を筆頭として銃佐ェ門、闘兵衛、皐月の4人の姿があった。



「……待たせる、ネェ?改めて名乗ろう、アタシは船長のジェノス」


優雅に踊るように頭を下げるジェノスは、黒船の方向に腕を振るい、さらに声を発する。



「ようこそっ!!海賊船ジェノサイド号へ!!」



鬼鴉へと繋がる新たなる冒険が、今、始まろうとしていた。