「皐月。お前、闘兵衛の強さを……、知っていたのか?」 銃佐ェ門は隣に立っていた皐月に、声を掛け質問する。 余程、胆を冷やしたのだろうか、銃佐ェ門は顔を引き攣らせていた。 「……ハイ」 皐月は神妙に頷き答えると、さらに口を開く。 「あの人は、一瞬で5人からなる侍を叩きのめした……。と、聞いておりますし、その闘い振りも見た事があります」 闘兵衛の評価を報告するように、冷静かつ淡々と皐月は説明した。