「誰でも、イイよ……。どうだい?」 妖しく紅い瞳を輝かせ、ジェノスは問い掛ける。 血生臭い空気を漂わせながらも、挑発的に魅了する行為であった。 「いいゼ。……オイッ!皐月っ!!」 闘兵衛は即答し、建物の物陰にいるであろう皐月に声を掛ける。 「……」 皐月は船員の喉元に突き付けていた大太刀を鞘に納め、無言で闘兵衛らの元に歩を進め、合流したのだった。