「……何故、オニガラスとやらだと思う?」
ジェノスは闘兵衛と禁を見比べると、冷笑を浮かべたまま問い掛ける。
「全身、真っ黒か……。目立つ船だな?日本に来たヤツに、そっくりだ」
闘兵衛は黒船を一瞥しながら、あっさりと答えていた。
しかし確信にも近い言葉は、反論を許さない迫力がある。
「ほぅ……?」
闘兵衛の言葉にジェノスは満足気に頷くと、さらに口を開く。
「アタシらが……、そのオニガラスとやらだとすれば、どうするってんだイ?」
「聞きたい事がある」
ジェノスの確認するような質問に対して、間髪入れず闘兵衛は言い放つのだった。
