「っ!?」
弓を構えていた船員は、闘兵衛の乱入に一瞬だけ戸惑ったのだが、すぐに標的を代える為に、構え直す。
「……そこまで、です。動かないで下さい」
「!??」
弓を構える船員の、動きが止まる。
大太刀を抜いた皐月が、船員の首元に刃を突き付け、行動を制していた。
「どうやら……、アッチも片付いたらしいな?」
闘兵衛は建物の物陰を睨みつけ、奇襲を阻止した旨をジェノスに説明し、様子を伺う。
「……ほぅ?」
ジェノスは冷笑を浮かべたまま、その処理能力に対して声を漏らす。
「お前、鬼鴉だな?」
闘兵衛は率直に己の質問を、ジェノスにぶつけるのだった。
