「海賊にタダでモノを尋ねようなんて……、命知らずだネェ?」
腰まである長い白髪をなびかせて、露出度の高い白い服装に暗褐色の肌を包む女が口を開くと、近辺に緊張が走った。
「物騒だ、……なぁ」
禁は一言呟くと、周りと間合いを計る。
「オヤ?……そんな事すると、殺り合うしかないじゃないか?」
その女は禁の反応を察知すると、紅い瞳を妖しく輝かせ、冷笑を浮かべながら呟くのだった。
女の名は、ジェノスという。
類い稀な美貌と、容姿の持ち主ではあるのだが、海賊界隈では、皆殺しのジェノスと言われる程、畏怖されている人物であった。
