「まぁまぁ……、だ」 明らかに自分より背の高い禁に話し掛けられた男が、気だるそうに呟く。 一見、地味な顔をしているのだが、意外と部分部分は整っている。 頭に布を巻き、少し汚れた着物を着込み、布袋に包まれた棒状のモノを肩に担いでいた。 名を、銃佐ェ門という。 「銃佐、お前の船酔いで2日間が台無しになったんだ……。しっかり頼むゼ、本当!!」 禁は銃佐ェ門を睨みつけながら、叱咤するのであった。