こうして、鬼鴉にとっての分岐点は通り過ぎる。


その分岐点は、結果だけで見れば間違いではないのだろう。


だが、新たなる存在は、明らかに軋轢を発生させていた。



鬼鴉の今の刻から遡り、別の刻が動き出す。


今、鬼鴉に関わる者達が導かれるように、集まろうとしていた。