「まぁ、いいさ。準備が出来るまで、逗留するんだろう?部屋に案内してやる……」 ランスは顎髭を一度だけ触り口を開くと、ロインの前へ足を進めて先を歩き出すのであった。 所詮、組織の考えなど、個人同士のやり取りである。 都合のいい解釈や、相手の気持ちを汲んだ発想など、付き合いの長い人間にしか理解できない。 組織を成り立てるモノはそういう事であり、ソレを蔑ろにすれば、それなりの組織にしかならなかった。