「……」 ロインの後を追うようにして、ランスは無言のまま廊下へと出て行く。 その温度差に気付かない者は、火傷を負う。 熱いのか、冷たいのかはその場にいる者にしか、わからない。 或いは、ぬるま湯に浸かりきった身体では、気付かないのかもしれない。 「……正論ではあるのですがね?人間はそれ程、簡単に変われるモノではありませんよ……」 全員が黙する中、紅拳の言葉だけが部屋に響くのだった。