「……遅ぇゾォッ!!?ティグっ!!」
ブレイドは合流した援軍の、先頭に立つ男に叫び掛ける。
「スミマセンね。思ったより隠密行動に、手間どってしまいまして……」
ティグは、バスタード・ソード片手に部下に指示を出しながら、ブレイドに頭を下げた。
戦局は、一気に逆転している。
背後を鬼鴉の援軍に突かれた蛮族の兵士一同は、混乱と迷走状態へと入っていた。
指揮系統は乱れ、武器を放棄し、我先にと逃げまわる蛮族達を見れば、すでに勝敗は決しているようにも見える。
さらに、終焉を決定づける事態が起こった。
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