「……まるで竜巻だな、ありゃ……」 ブレイドは蛮族達を人形のように薙ぎ倒していく紅拳を見やり、ボソリと率直な感想を述べる。 (ティグの奴、今頃来やがったか……) 「一角が崩れたゾッ!!全軍、突っ貫っ!!」 援軍の到着と戦局の変化とを、その肌で感じとったブレイドは味方に向け叫び掛け、駆け出す。 鬼鴉の兵士もブレイドに続くように走り出すと、敵陣に対し楔を打ち込むように、突撃する。 再び、戦局が動こうとしていた。