鬼 鴉【総集編】



もう1人は素早く動き廻り、蛮族の兵士達と交差した瞬間に生命を奪っていく。

華麗なる剣技の使い手ではあるが、その容姿は返り血で染まり、蛮族達を恐怖に陥れていた。


闘華、である。


1対1では誰も彼女に触れる事のできない程の、剣術の冴えであった。

その能力で陣形から突出しすぎる面もあったが、闘華を援護する部隊もまた一流である。

闘華という戦士の出没した周辺には、生命の華が散る光景しか目に映らなかった。