(……化け物かっ!?) 紅拳は後方から襲い掛かる蛮族の兵士を、目視で確認もせずに棍で貫く。 その紅拳を見て、思わず闘華は目を奪われ、動きを止めてしまう。 『トンッ』 「!?」 闘華に接近していた蛮族の兵士の額に、矢が突き刺さった。 アーク、である。 その精確な弓による狙撃は、先程から闘華を援護するように蛮族を射り、無力化させていく。 アークを筆頭に、親衛隊の面々も並々ならぬ腕前であった。