「……存在の証明?」 闘華のその表明に、紅拳は首を傾げる。 「鬼人、鬼鴉、妹……。そんなモノは、関係ありません」 まるで現状を省みるように、自分の置かれた立場を口にする闘華は、さらに声を発した。 「仲間が血を流している時、自分だけ安全な場所で傍観するようなマネをしたくないだけ、です。私の在り方を、確かめたいのです……」 闘華は決意を固めるように、表情を引き締めて、言葉を切る。 「イイですね。アナタ、気に入りましたよ……」 満足気に微笑みを浮かべると、紅拳は呟いた。