「……2部隊になれば、800人なので、数でも勝ります。おそらく明日は朝から様子見でしょうが、夜には奇襲を掛けて来ると思われます」
ランスの性格を察知してか、闘華は数の理を説くとさらに口を開く。
「我々の危惧する所は、相手側に動向を悟られる事……。迅速に、隠密行動を行って下さい」
闘華は全てが決定したかのように、ランスの反論を叩き伏せていた。
「わかった。俺とティグは北と南に分かれ、待機しておこう。状況は斥候に確認させ、臨機応変に対応する方向で、宜しく頼む……」
ランスは渋々と納得し、全員に対し声を掛ける。
ブレイドとティグを連れて、兵の再編成の為、砦を後にした。
「……アーク、親衛隊にこの旨を伝えて、準備をお願いします」
闘華は淡々とアークに声を掛け、伝令を任せる。
「了解っ!!」
アークは返答の後、駆け足で砦を飛び出すのであった。
