鬼 鴉【総集編】



「その筏に兵400人を乗せ、さらに、その筏を砦製作に利用する……」


概略をまとめるように、真の狙いを見透かすように、紅拳は筏として使用している木材を見つめ、さらに続ける。


「応用だけで出来る戦術では無い。と、思いますがネ……?」


紅拳の説明の言葉に対して、アークも賛同するように何度も頷く。

よほど闘華の策略に感銘を受けたのであろうか、アークは尊敬の眼差しを瞳に宿していた。