「……っ!?」 紅拳の言葉に対し、闘華は驚き絶句する。 「親衛隊の隊員は、基本的に才能ある者達の集まりですからね……。それなりに若いですが、立派な戦士ですよ」 さらに紅拳は淡々と口を開くと、闘華に説明するのだった。 その台詞は、親衛隊という部隊が単なる飾りではなく、れっきとした戦力としての事を意味する。 もっとも、ソレでは陸軍の立つ瀬がなくなってしまうので、第一戦線では活躍はしていないのだろう。 組織とは、そういうモノであった。