(鋭い……) 紅拳は、闘華の剣の振りを見て感心する。 一つの動き、姿勢や芯のブレ、筋肉の連動。 これらを統括し、ソレを見て感ずる事が出来るのは、一流の証。 その一流に凖ずるであろう紅拳には、闘華の一挙一動で腕前を把握していた。 (ブレイドの奴、彼女の腕前に気付いて無いようだが……) 二人に視線を送り、紅拳は考察を巡らす。 「……いくゼ」 ブレイドは刃引きされたブロード・ソードと楯を構え、開始の合図を唱えたのだった。