「いざとなれば、総帥である私が出陣する事もある。それまでには……、片付けて貰いたいモノだがナ?」 鬼人は全員を見渡すと、規律を引き締めるように口を開く。 「では、解散だ」 全ての人間が鬼人の言葉に反応するように頭を下げ、全員が慌ただしく、その場を後にする。 目的が決定すれば、ひたすら前に進むしかない。 生命のやり取りが、戦が始まろうとしていた。