洞窟内は、まるで迷路のように入り組んでいる。 その洞窟は、人が内装や照明等、少し手を加えただけで大広間から小部屋を携える、立派な建造物と化していた。 大小部屋を合わせて、数十以上、所々に罠も仕掛けられ難攻不落な迷宮ともいえる。 洞窟の奥に、彫刻をほどこされた立派な扉があった。 その扉の装飾から、中に存在する人物が位の高い事を物語っている。 「アイツは、闘華。と、名乗ったのか……」 鬼人は、寝具に横たわったまま呟く。 寸分無く鍛えられたその肉体は、ソレだけで美を誇っていた。