ジェノスら一行が黒船に戻り、その岩地には鬼人を含め7人の人間が残っている。 「では、解散だ。各自、身体を休めてくれ……。連絡は追って出す」 鬼人は全員に声を掛けると腕を上げ、話しを打ち切った。 たった1人を除き、全員が頭を下げる。 この事から鬼人が、この集団の中で特別な存在だという事は、すぐに分かった。 ただ1人、頭を下げなかったのは組織外の人間という意味であろう。 鬼人は、鬼鴉という傭兵組織の総帥をつとめており、この島は鬼鴉の根城だった。