鬼 鴉【総集編】



禁は闘兵衛の言葉に苦笑を浮かべると、銃佐ェ門に視線を送る。



「……俺は二人でも良かったんだが、禁がどうしてもってなぁ?」


「銃佐っ!!」


銃佐ェ門のボヤキに、すかさず禁が口を挟む。

初めて女性らしい反応をする禁だが、銃佐ェ門は複雑な表情を浮かべていた。

2人の仲は、微妙な関係なのだろう。



「さてと……、お前は、どうする?」


闘兵衛は、銃佐ェ門と禁のやり取りを無視するかのように、皐月に向かい声を掛ける。


「お供します」


皐月は無表情のまま単刀直入に、答えていた。

驚くほど感情を表さない皐月は、羨望しているのか、していないのか、わかりづらい。

声を発するダケ、多少はマシではあった。