「確かにたったの二人だが……、この辺じゃ顔が売れていてな?既に、海を渡る船は手配済みだ」 「そう、誰にでも最初があるっつ~事よ」 禁の説明に、銃佐ェ門が補足の言葉を付け加え、闘兵衛を値踏みする。 発足は少ないが、ソレに致るまでの準備は万端という事なのだろう。 「……」 闘兵衛は、銃佐ェ門と禁を交互に睨み据える。 「この国では、イロイロと厄介でな?……他国で旗揚げするにも、最低限の人間が欲しんだ」 禁は長巻を肩に担ぎ直すと、懇願するように言葉を述べていた。