「自分で決めたのなら、好きにしろ」
「御意……」
闘兵衛は諦めるようにそう言い放つと、皐月は短く返答する。
「お取り混み中、悪いんだけどさ……」
銃佐ェ門と禁は、闘兵衛たちに方向に歩を進めながら、声を掛けた。
波の音色だけが鳴り響く浜辺には、四人の人間の姿がある。
闘兵衛と皐月、銃佐ェ門に禁、四人の会話が波の音に合わせるように、続いていた。
「……改めて、自己紹介するゼ?俺は銃佐ェ門、こっちが……」
「禁、だ」
銃佐ェ門と禁は、闘兵衛と皐月に笑顔で名乗り、語り掛ける。
「……」
皐月は、なんとも場違いな雰囲気の二人に怪訝そうな表情を浮かべ、救いを求めるように闘兵衛に視線を送っていた。
