「……そんなモン、持ってネェよ」 「ハァ?」 「……っ?」 この闘兵衛の答えには、銃佐ェ門も禁も拍子抜けした表情を浮かべる。 「だから、言ったろう?尾鰭が付くって……」 銃佐ェ門は呆れ果てた顔で禁に視線を送ると、漏らすかのように、愚痴を呟いた。 呆気に取られた禁は肩を落とし、次の言葉を出せない。 「……あんたらには悪いんだが、俺が用があるのは全然別の奴でな……?ちょっと、どいてくれ」 闘兵衛はそんな二人を無視すると、その鋭い眼光を波打ち際へと送っていた。