白く続く砂浜に、闘兵衛と禁太郎の姿があった。 長崎の港の、一角にある浜辺。 意外と広いその砂地には松の木が並んでおり、静かに押し寄せる波の音だけが辺りに響いている。 街中で闘兵衛を前にし、禁太郎は名を改め、禁と名乗っていた。 「浜辺に、仲間がいるんだ。とりあえず、そこに来て欲しい……」 闘兵衛は少しダケ悩んだが、周りを確認しナニかに納得すると、禁の申し出を承諾するかのように頷く。 禁に赴かれるがまま、この浜辺に至ったのだ。