「……オイッ!?」 禁太郎は慌てて闘兵衛を追いかけ、居酒屋を飛び出る。 街中を通り抜ける闘兵衛を、禁太郎は早足に追い掛け、並走していた。 「……っ!?話しぐらい聞けよっ!」 「俺は、お前を待っていたワケじゃない……」 横から声を掛ける禁太郎に視線を送らず、闘兵衛は正面を向いたまま、冷静に答える。 「おい……、俺を怒らせるなよ?」 禁太郎は闘兵衛の横顔を睨み付け、ドスの効いた低い声で呟く。 「……一つ、聞いてもいいか?」 その視線と脅迫に物怖じせず、闘兵衛は禁太郎に淡々と問い掛けた。