「1人……、だ」 鬼人は両腕を胸の前で組むと、重い口を開く。 「1人ぃ~……、なんだぁ?下痢でも起こしてたのかよ……?」 ブレイドは呆れながら、ふざけた言葉を吐き捨てる。 「……だと、納得いくんだがな」 鬼人は、ブレイドの質の悪い冗談を受け止めた。 しかし誰も笑わず、重い沈黙が流れる。 「信じられませんなぁ?あれほどの男が、たった1人に……?」 スキンヘッドを摩りながら、ランスは口を開く。 ソレは、そうであろう。 自他共に、黒鬼を認める発言をしていたので、驚くのは当然であった。