さらに、闘兵衛はその場で高速で回転する。 右後ろ廻し蹴り。 その蹴りは軌道が変化すると、真下から跳ね上がるような踵が、黒鬼の顎を穿つ。 『ガツッ』 黒鬼の頭が跳ね上がり、眼球が白目を剥く。 顎を支点とし脳を揺らされた黒鬼は、まるで糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちる。 闘兵衛は次の獲物とばかりに、鬼人を睨むのだった。