「フフッ」


ジェノスは満足気に笑みを浮かべると頭を一掻きし、紅拳を促すと闘兵衛の元へと歩み出す。



中庭の静寂は、生と死を分かつ―



育んできた人の繋がりこそが、闘兵衛の歩んできた道なのであろう。


芝生の上にひれ伏し横たわる闘兵衛に、ジェノスらは救いの手を伸ばすのであった。