「アタシの船に乗らないか?女海賊の隣に隻眼の女拳法家っていうのも、オモシロイだろう?」 「っ!?」 ジェノスの突然すぎる誘いの提案に、紅拳は一瞬たじろく。 「まぁ……、アンタ次第だけどネ?」 決定権を紅拳に任せる所が、ジェノスらしさでもある。 「悪くない、ですね?」 少し間を置いて、悩んだ紅拳は微笑みを作り答えていた。