「「……」」 闘いの終わりに、全員が沈黙する。 「ナニか、言う事は?」 ジェノスは紅拳に視線を送ると、一息ついて尋ねていた。 「私如きが意見するのもはばかりますが……」 静かに残っている左眼を綴じ、紅拳は重い口を開く。 「人の可能性を感じさせてくれた、見事な闘いだったと思います……」 紅拳は、感無量のように落ち着いてそうまとめると、ヴォルトも同意見とばかりに、何度も何度も強く頷いていた。