「……ジュウザのヤツ、姿が見えやせんね?逃げやがったのか?」 己の身の安全を確かめたヴォルトは、闘兵衛と鴉以外の人間の不在に対して、疑問を吐き出す。 「……もしも、アレと殺り合うハメになったら、アタシも1人で戦うだろうネェ?」 ヴォルトの質問に答えるように、ジェノスは鴉に視線を送りながらボソリと、呟いた。