盗っ人― 押し込み強盗のヤサを調べた紙洲は、手下の目明かしと共にそのヤサに踏み込んだのだが、逃亡されてしまう。 だからこそ、焦り急いで追い掛けているのだ。 おそらく、ちょっとした捕物劇になるであろう。 紙洲は腕っ節には自信がないのだが、手下の目明かし2人掛かりなら、なんとかなると思っていたのだった。 そんな紙洲の目に、異変が映る。 予想だにしていなかった状況に、紙洲は足を止めていた。