鬼 鴉【総集編】




「……銃佐、皐月。全て終わったゾ……」



垂れ下がる右腕を残った左手で押さえ、闘兵衛は片膝を地面につくと、呟く。


出血多量で、意識が途切れ途切れになるのだが、まるで語りかけるように囁き続ける。



「……俺の死をもって、統べて、終わる……」



闘兵衛は左腕を掲げ、空を掴む。


ソレが何を意味するのかはわからないが、闘兵衛は天を握り締める。



そして、静かに地面に崩れ落ちていった。