「あの男をこのまま死なせるのは、惜しい。絶対に俺が、捜しに来る」 「……ハィ」 銃佐ェ門の言葉に、桃華は囁くように呟いた。 (「銃佐……。島を離れたら、合図をくれ」) 闘兵衛の言葉を思い出すと、銃佐ェ門は上空に、火繩銃を向ける。 「ッ闘兵衛ぇっっ!!」 断末魔のような絶叫と共に、銃佐ェ門は火繩銃の引き金を弾く。 (絶対に死ぬなよ……、闘兵衛……) 鬼鴉の、最期の闘いが、始まろうとしていた―