「……アイツは、「俺が始めた闘いだから、俺が終わらせる」と、言いやがった」 闘兵衛に言われた台詞を説き明かし、銃佐ェ門は続ける。 「……俺達に加勢してくれと、一言も口に出さずに……」 銃佐ェ門は険しい表情で奥歯を噛み締め、呟く。 よほど激しく噛み締めたのか、唇の端に血が滲んだ。 桃華はその場にヘタリ、と、座り込む。 (「……スマン」) 闘兵衛のあの時の言葉の真意を、今、桃華は理解した。