「コイツらを連れていったとしても……、絶対に誰かが死ぬゾ!!」 導き出された答えとは、一方的な死である。 「……その犠牲の上で戦いに勝てればイイと言うのなら、アンタも鬼人と大差はないゼ?」 「……」 銃佐ェ門の言葉に、返す言葉がない。桃華は沈黙するしか、なかった。 目的の為に手段を選ばない、ソレは失うモノが多すぎる。 「我々は、死など恐れてはいませんっ……!!」 その言葉に過敏に反応したのだろうか、アークが桃華を庇護するように、大声を上げた。