その戦闘能力を持つ人間が、認めた同類― 「闘兵衛が、鴉のヤロウは自分と同等かソレ以上だと言ったんだ……」 闘兵衛の台詞を思い出しながら、銃佐ェ門は言葉を発した。 「今行けば、足手まといになるゼ?」 「ですがっ……!?」 銃佐ェ門の説得に対し、なおも桃華は反論しようとする。 簡単に諦めるワケには、いかなかったからだ。