「駄目、だ」



そんな桃華らのやり取りを、突然の声が阻止している。

あまりの冷徹な物言いに桃華を始め、アークら、そして、皐月を処置していた人間達も動きが止まった。


「……どういう意味、でしょうか?」


桃華の表情が一変し、仇でも見るような目つきで銃佐ェ門を、睨みつけている。



「……闘兵衛からの言伝だ。「全員、島から離れろ」と、ナ?」



無表情のまま、銃佐ェ門は淡々と語った。