「だが……、俺は見事な戦いだったと思うゼ」 少し悩みながらも、意を決して銃佐ェ門は呟く。 不謹慎かもしれないが、闘いというモノは感動を生む。 その闘いが、人間の限界を超えれば超えるほど、でもある。 ともあれ、戦いは終わったのだ。 鬼鴉の象徴でもある鬼人を倒し、闘兵衛らの旅は終わりを迎える。 全員が無事である事を確しかめ合い安堵し、緊張の糸をほぐすのだった。