「……ツライ役目だったナ?」 銃佐ェ門は眉毛を下げて苦笑いを浮かべながら、闘兵衛に声を掛ける。 「……」 桃華を見つめ、闘兵衛は沈黙していた。 いくら天敵だったとはいえ、鬼人は桃華の兄である。 ソレを死に追いやったのだから、いくら覚悟の上とはいえ、複雑な気持ちになっていた。