戦いとは理不尽なモノ― 自分の都合のイイようには、進まない。 勝つ為には、その思いは必要であるのだが、必勝などという言葉は言葉だけで、実際には存在しなかった。 鬼人はその技で勝てると思い、闘兵衛はその技に追加したモノを考える。 闘いに対する考えの違いが、勝敗を決っした。 無傷のまま、敵を圧倒する。 相手を、思い通りに動かす― 思うがまま自分の攻撃を当て、掠りもさせずに防ぐ― 勝利の美酒は人を酔わせソレを味わう為に、敵を過小評価し、楽観的観測をさせた。