『ギャァァァッ』 金属同士の擦れる、耳をつんざく音が中庭に響き渡る。 (私の人生の中で、これまでにないほど最高の状態で放てた奥義を……、凌ぎ、凌駕するかっ!!闘兵衛ッ!!?) 弾かれた太刀を眼にし、鬼人は心の中で叫んでいた。