戦うべき相手を想定しているか、していないか、の差― 斬り棄てれば、全てが、終わる。 技術を駆使し、相手を上回れば、闘兵衛がどのような体術を使おうとも、勝機はあった。 ソレは、闘兵衛と鬼人、どちらにもいえる事でもある。 だからこそ、鬼人が不利なのであった。