「……鬼人……」 1人の女性が玉座の間を抜け、中庭に現れる。 芝生の上を歩くその女性は、鬼人の姿を確認しながら、闘兵衛達の傍まで歩み寄って行った。 「桃華、か……?」 鬼人も桃華の姿を視認しながらも、変わっている彼女の雰囲気に一瞬だけ疑問を持つ。 ヒトという生物は、他人の変化や成長を認めたがらない。 特に身近な人間などに関しては、ソレを嫌がる傾向にあった。