「ウソ、だろう……?」 銃佐ェ門は唖然とした表情で、呟く。 回転銃の火力では、黒鬼の鋼の筋肉は貫けなかった。 圧縮された高密度の筋肉は、弾丸すら留める。 頭部さえ守れれば、弾丸は筋肉を貫けない。 黒鬼が筋肉に力を篭めると、腕部、胸部、腹部より皮膚の表面から鉛で出来た弾頭が押し出され、軽い音を奏でて、床に落ちていた。