『バッバババババァッ』 黒鬼はのけ反るように後方宙返りで闘兵衛の蹴りを避けると、そのまま連続で後方宙返りを放ち、闘兵衛らと距離を取る。 「~っ化け物めっ!!」 全員の感じた言葉をまとめるように、銃佐ェ門は声に出す。 「「……」」 よもや3人掛かりの攻撃を凌がれるとは想像だにしておらず、銃佐ェ門と皐月は表情を歪めた。