かくして、鬼鴉の戦いの第一幕は終わった。


これしか方法が無かったのかと、桃華は自問し、悔やむ。


闘兵衛は傷つけずに、戦いを終わらせた。

自分にはソレができず、生命を賭して戦う事しか出来なかった。


人の思いを貫くには、そうするしか、ないのであろう。


その結果が死であったとしても、曲げる事はできないのであった。